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2004年から2009年まで更新していたブログ「今週のすぎやん」の内容を抜粋・修正し、ブログには書ききれなかった作者の思いや後日談なども新たに書き下ろしたエッセイ。

精米所での妄想。

コイン精米所 雑記
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道路脇やホームセンターの片隅などに設置されている、コイン精米所。
一生縁がないと思っていた場所ですが、結婚後は、義両親のふるさとから届く玄米を分けてもらえるようになったので、定期的に通う場所になりました。

米を買う必要がない日が来るなんて、思ってもいませんでした。人生、わからないものです。
ありがたいことでございます。

ところで、精米所に行くと、どこからともなくスズメが飛んできて、少し離れた場所で待機していることがあります。中には、かなり至近距離まで近寄ってくる子もいます。
さらに図々しい子は、精米所の床にこぼれている米粒目当てに、中に入り込んでくる。

ここに来ればエサがある、人間は自分たちを襲わないと、学習しているのですね。

以前、インスタに投稿した写真。

そのため、 どの精米所に行っても、利用後は扉を閉めてほしいというお願いの掲示が貼られています。
私がよく足を運ぶ精米所も、同様です。

精米所の掲示

この掲示を見ると、あらぬことを妄想してしまう。

扉を開けたら、床一面にスズメがびっしりと待機していたら、ビックリするだろうな。
精米された米が出てきた瞬間に、一斉にスズメが群がって、米を食べ尽くしたらどうしようかな。
いや、玄米投入時に群がるかもしれない。でも、白米しか食べないグルメなスズメもいるかも。

精米機に吸い込まれてしまう、どんくさい子も、もしかしたらいるかも。
そんな子は、真っ白なスズメになって出てくるのかな。

この妄想が現実に起こったら、ちょっと怖い・・・。

エサが豊富になる秋の収穫時期に入ると、スズメの精米所への来訪は、ピタリと止まります。
再び姿を見せるのは、エサが少なくなる冬から春。

こんな些細なことでも、季節の移り変わりを感じます。

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