私が長年お世話になっているお客様は、あるソフトウェアを販売しておられます。
昨年末、そのソフトウェアを使用している会社(仮にA社とします)から、ソフトがフリーズするとのご連絡が入りました。
特に、ソフト上で数値を入力した時に頻発するとのことで、大変お困りでした。
社内では現象が再現せず、これまでにそのような事例の相談を受けたことはありません。
製造元(海外)に確認しても、首をかしげるばかり。
原因が全くわからず、悩む社長。
数日後、A社から連絡があり、Microsoft IMEが不具合原因だったと教えてくださいました。
Microsoft IMEとは、Windowsパソコンに標準搭載されている、日本語入力ソフトです。
昨年リリースされた、新バージョンのMicrosoft IMEがあちこちで問題を引き起こしているようで、A社は「バージョンアップされたMicrosoft IMEを、以前のバージョンに戻すことで、フリーズしなくなった」とのことでした。
それからしばらくすると、このフリーズ問題についての問合せが、別のお客様からも寄せられるようになりました。
そしてとうとう、社長のパソコンでも再現!
さらに、特定のキーを押した際にフリーズしたり、動作が不安定になったりするという、新たな情報も届きました。
これら全て、Microsoft IMEを前のバージョンに戻して頂くか、Google日本語入力やATOKなど、別の日本語入力ソフトを試して頂くことで解決しました。
Microsoft IMEを前のバージョンに戻す方法は、ネット上でたくさんの情報が公開されていますが、以下2つのサイトがわかりやすくて、参考にして頂けると思います。
ひとつは、NEC LAVIEの公式サイト。
前のバージョンに戻す方法が、簡潔に記載されています。
もうひとつは、4thsight.xyzさんのサイト。
前のバージョンに戻す方法だけではなく、前のバージョンから新しいバージョンに変更する方法も記載されています。
ちなみに、マイクロソフト社も問題を把握しているようで、「とりあえず前のバージョンのIMEに戻して、問題を回避せよ」というアナウンスを出しています。
コメント