先日、ドラッグストアに頭痛薬を買いに行きました。
頭痛との付き合いは、10代の頃から。今でも月に1~2度は、頭痛が発生します。
付き合いの長さもあり、一過性の類いか、きつい頭痛に発展するかどうかが判別できるので、「きついのが来そう」と感じたタイミングで服用するようにしてます。
きつい頭痛が来ると、動けなくなって、吐き気など余計な症状まで出没するため、本当にしんどいですからね。
数十年前、とある薬局で相談したときに勧められたのが、ナロンエース。
現在は、ナロンエースTに変わりましたが、常備薬として必ず救急箱に入れてます。
いつものようにナロンエースTを手に取り、レジへ。
すると、レジのお姉さんが「ナロンエースを購入される方に、お伺いしたいことがあるんです」と言いつつ、購入客への質問事項などが記載された、小さい用紙を取り出しました。
まず聞かれたのは、あちこちのお店で同じ商品をたくさん購入していないか(まとめ買いしていないか)ということ。
さらに、日常的に服用し続けていないか、誰が服用するのかなどといったことも確認されました。
最後に、署名までしましたよ。
このような質問を、どのドラッグストアの店員さんからも受けたことはありません。
さらに、ナロンエースTは第2類医薬品なので、購入時に薬剤師からの情報提供を受ける義務はありません。
だから、びっくりしたんです。簡易的ではありますが、署名まで求められたのですから。
「こういうのって、これから毎回聞かれるんですか?」
「そうですねえ、ナロンエースですから」
ナロンエースですからって、何それ?
不思議に思い、自分なりに調べてみました。
まず、コロナワクチン接種の副反応である発熱に備えての購入が増加したため、特に「アセトアミノフェン」含有の解熱剤が品薄になっているというネットニュースを発見。
ナロンエースも解熱頭痛薬ですが、アセトアミノフェンではなく、イブプロフェン含有。
記事によると、イブプロフェンでも効果があるとのこと。
私が足を運んだドラッグストアでも、品薄という実感はありませんでしたが、もしかしたら普段よりも売れる勢いが違うため、メーカーもドラッグストア側も危機感を抱いているのかもしれません。
かつては、マスクやトイレットペーパーで、えらいことになりましたからね。
さらに、こういう「品薄」というキーワードに食いつくのが、悪質転売屋さんたち。
あちこちのドラッグストアを巡って商品を買い占め、高額で転売しているのかもしれません。
たとえアセトアミノフェン含有でなくても、商品価値は上げられますから。
頭痛薬への依存性の確認など、ドラッグストアでの質問が始まった理由は、他にもあるかもしれません。
しかし、大きな理由は、解熱剤品薄対策と転売屋対策じゃないかと、個人的には思いました。
別のドラッグストアでも聞かれるのだとしたら、ちょっとめんどくさいなあ。
ほんといやだわあ、コロナって。
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