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2004年から2009年まで更新していたブログ「今週のすぎやん」の内容を抜粋・修正し、ブログには書ききれなかった作者の思いや後日談なども新たに書き下ろしたエッセイ。

還暦夫婦の台湾旅行記~カナヘイちゃん満喫編~

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カナヘイちゃんの新幹線を見たい

誰かと旅行する時、私からリクエストを出すことは、ほとんどありません。自分の行きたい所やしたいことに、他の人に付き合ってもらうことに、ストレスを感じるのです。
我ながら、歪んでるなあとは思うのですが。

ダンナとの旅行でも、彼に段取りは全ておまかせで、私は後ろから付いていくのが基本です。
しかし、今回は、ひとつだけリクエストを出しました。それが、「カナヘイちゃんの新幹線を見たい」ということ。

カナヘイちゃん、というのは、かわいいキャラクターを多く生み出しているイラストレーター。

一番世間に知られていて有名なのは、LINEスタンプの「ピスケとうさぎ」シリーズだと思います。

カナヘイ
画像転載元:カナヘイの小動物公式サイトより

現在、カナヘイちゃんと台湾新幹線のコラボ企画が実施中。
「ピスケとうさぎ」はもちろん、カナヘイちゃんが生み出したキャラクターたちが描かれたラッピング新幹線が、本数・期間限定で運行中なのです。

以前からこのキャンペーンのことは知っていて、見てみたいなと思っていたのですが、気軽に見に行ける場所ではないので、あきらめてました。
しかーし、キャンペーン実施中のこのタイミングで台湾に行けるなんて、僥倖以外の何物でもない。

珍しく私がリクエストを出したので、ダンナから「段取りはするから、カナヘイ新幹線の詳細情報を探せ」との命が下る。
あちこち探し回って、台湾高鐵の公式サイトを発見、ようやく有益な情報をゲットしたのですが。

「カナヘイ新幹線の時刻表、見つけた」
「おお!」
「そやけど、カナヘイちゃんが走ってるの、台湾到着日だけやわ。その後に走る日は、私らが帰国した次の日や」
「ええっ・・・」

カナヘイ

台湾到着は、2月23日の午後。帰国日は26日。赤丸が運行日なので、23日しかチャンスがありません。

カナヘイ

カナヘイ新幹線が走るのは、上下線それぞれ、1日3本。見ることができそうなのは、夜に走る便のみ。

ガックリ落ち込む私をよそに、ダンナが熟慮のうえ、綿密なプランを立ててくれました。

まず、台北駅から北上方向の新幹線に乗車し、終点の南港駅へ移動、南港駅20:10着のカナヘイ号到着を待つ。
到着したカナヘイ号は、20:35に南下方向に南港駅を発車するまで、たぶん停車したままだろうから、ゆっくり写真撮影ができるはず。
カナヘイ号を外側からゆっくり愛でてから乗車、台北駅で下車。

1台湾ドルは約5円。
1駅だけの往復(片道8分ほど)とはいえ、指定席でも、2人分で800円弱。台北駅から南港駅までは地下鉄でも行けるけど、この安さだし、往復とも新幹線移動にしよう。

私はそのプランに、拍手喝采。
ダンナはその場で、新幹線のチケットをネット購入してました。

台湾初日は、カナヘイDay。

まずは、カナヘイちゃんコンビニへ。

台湾に到着、ホテルにチェックイン後、徒歩でカナヘイちゃんコンビニへ向かいました。

台湾地下鉄の南京復興駅のすぐそばにある、セブンイレブン威克店は、カナヘイちゃんとコラボしているコンビニ。
こちらも以前から存在を知っていて、是非行ってみたかった場所。リクエストを出してはいなかったのですが、以前私が口にしたことを覚えていてくれたダンナが、「たぶんまだ(コラボを)やってるはず」と踏み、場所を調べ、連れて行ってくれました。

カナヘイ

コラボ実施期間の記載がどこにもないので、若干の不安を抱きつつ向かいましたが、大丈夫でした。

カナヘイ
この看板が見えた時、「あった!」って思わず声が出ちゃいました。

店内外には、カナヘイちゃんのキャラクターたちでいっぱい。

カナヘイ
うさぎのお出迎え。
カナヘイ

実は、カナヘイちゃんイラストが描かれたEasyCardが(悠遊カード)があれば購入予定だったのですが、残念ながら入手できませんでした。
店内のイートインスペースで、昼食代わりの軽食を食べつつ、カナヘイちゃんワールドを堪能しました。

カナヘイ
店内では、ピスケとうさぎの動画が、ずっと流れてました。
カナヘイ
使い込まれた感満載の、イートインスペースのテーブル。
カナヘイ
カナヘイちゃんの色紙もありました。

いよいよ、カナヘイちゃん新幹線。

カナヘイちゃんコンビニから一旦ホテルへ戻って休憩、夜に地下鉄で台北駅まで出て、新幹線乗り場方面へ。
予約済みの切符を無事入手したものの、改札口がわからず、切符の引き換え場所を聞いた同じ駅員さんに、再度ダンナがぐいぐい確認していると、乗客が使わないようなエレベーターに案内され、改札口を通過せずにそのままホームへ入ってしまいました。

台北駅から、通常の新幹線に乗車し、南港駅へ移動。カナヘイ号入線待機。ワンチャンスしかないので、少々緊張しましたわよ。

入線撮影成功、あまりにかわいくて、久々に動画にまとめました。

発車時間までたっぷりあったので、ホームの端から端まで往復し、写真や動画をたくさん撮影できて大満足。始発駅で、時間的にも南港駅から乗車する人がほとんどいなかったので、迷惑をかけることなく、車内の撮影も可能でした。

カナヘイ
カナヘイ

実はダンナも、図体に似合わず、かわいいもの大好き。
ラッピングのあまりのかわいさに、彼もかなり興奮、たくさん写真を撮影して楽しんでました。

帰り道、台北駅で自動改札が開かず、改札外に出られない羽目に。南港駅で改札を出入りしなかったので、エラーになったのだと思います。
ダンナが駅員さんにチケットを見せつつ、改札を出たい、チケットは記念に持って帰りたいと、身振り手振りで訴えていたのですが、どうも理解してもらえなかった様子。結局、「ここから出ろ」的な感じで、手動操作のゲートを開けてもらって改札外へ。
往復のチケットは回収されることなく、そのまま手元に残りました。

なんやかやとハプニングもありつつ、台湾初日のカナヘイDayを満喫できました。
ホームの端から端まで歩き回ったので、初日から足が棒になりましたが。

ちなみにカナヘイちゃんは、コミックスも出してます。
「ゆるっと成仏」という作品は、めっちゃおもろいです。特に下巻の第21回は私のツボで、何回読んでも笑ってしまいます。

死んでるのに生命力あふれすぎなおばけと僕の、不思議でゆるっとしたしあわせな日々。作者はLINEスタンプ「ピスケとウサギ」の生みの親であるカナヘイさん。
死んでるのに生命力あふれすぎなおばけと僕の、不思議でゆるっとしたしあわせな日々。作者はLINEスタンプ「ピスケとウサギ」の生みの親であるカナヘイさん。

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