2月23日から、3泊4日で、ダンナと台湾へ行ってきました。
台北に滞在、台北市内の代表的な観光スポットをあちこち巡ってきました。

旅行先候補は複数あったのですが、最終的に私達が台湾を選んだ理由は、行きたくても行けなくなる時がいつか来るかもしれない、という危機感でした。
行ってみたいと思っていた香港は今、気軽に行ける国ではなくなってしまった。
台湾はまだ頑張っているけど、いつどうなるかわからない。行ける時に行っておこう。
そんな思いを抱きつつ、台湾に乗り込んだ私達。
日本より暖かいとはいえ、台湾も冬。観光のベストシーズンではありません。
それでも、日本人観光客をたくさん見かけました。台北の玄関口である台湾桃園国際空港の到着ロビーで、大阪弁が飛び交っていたりしましたわ。
ダンナが申し込んだツアーは、往復の飛行機と宿泊ホテルだけを押さえ、あとは必要に応じてオプションを追加するプラン。

私達は、台湾到着後に購入した、交通系ICカード「イージーカード(悠遊カード)」をフル活用、地元の地下鉄やバスで観光地を巡りました。
観光バスや送迎バスに乗車したのは、桃園空港⇔ホテル間と、九份ツアーのみ。

ダンナの母上は、出先や旅行先でも、見知らぬ人に気軽に声を掛け、わからないことがあればすぐ質問します。
彼女のモットーは、「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」。
そんな母上のマインドを色濃く受け継いでいるダンナ、母譲りの押しの強さを遺憾なく発揮、わからないことがあれば、片言の英語と身振り手振りで、ホテルの人や駅員さんなど現地の人たちにぐいぐい質問、時に押し切る。どう話しかけていいかわからず、つい引っ込んでしまう私とは違い、本当に優秀な「ツアコン」です。
この「ツアコン」さん、出発前日から腰痛が出て辛そうだったけど、たくさん歩いているうちに腰痛が楽になったと笑ってました。
おいしいものは大好きだけど、食べ歩きの趣味はなく、食べるために行列に並ぶのが嫌いな夫婦なので、1日目・2日目の晩ご飯はセブンイレブン、3日目の晩ご飯はファミリーマートで調達。
せっかくの台湾なのに、魯肉飯(ルーローハン)が食べられなかった・・・。
ちなみに、コンビニでも「イージーカード(悠遊カード)」を使えます。

滞在中、毎日2万歩ほど歩いたせいで疲労が蓄積し、帰国日にはとうとう私の電池が切れ、空港で座り込んでしまったせいで、ダンナはちょい不機嫌になるし、空港で買うはずのお土産が買えないし。
何やかやとありましたが、約10年ぶりの海外旅行ですし、初台湾だったので、何もかもが新鮮で、とても楽しめました。
数回に分けて、還暦夫婦のすっとこどっこい台湾旅行記を記します。
今回は、「台湾鉄板観光地」編。
台北101

言わずと知れた、台北のランドマーク。めっちゃ高いビル。
日本であらかじめダンナがチケットを手配しておいてくれたので、スムーズに89階の展望台へ。ちょうど雨模様で、遠くまでは見えなかったけど、台北の街が一望できました。

開館直後で平日だったこともあったのか、混雑なし。ゆっくり見て回れました。
ちなみに、オークションに出品されて台湾の方が落札した、大谷選手の第50号ホームラン記念ボールの展示がありました。
龍山寺

最近、日本の旅番組でもたびたび紹介されているお寺。おみくじが有名で、熱心にお祈りしている現地の方も多かったです。
無事に台湾に来られたことへのお礼と、このままの台湾を守ってあげてくださいと、お賽銭を入れて手を合わせました。


びっくりしたのが、お寺のどこからか、まるまると太ったネズミが走ってきたこと。
あんなに栄養状態のよいネズミを街中で見たのは、初めてかもしれません。きっとお供え物とか食べてるから、栄養が行き届いてるんだろうな。
寺の入口から外に出て行きましたが、日本だったらきっとすごい騒ぎになってたと思います。

九份
日本であらかじめ予約しておいたツアーに参加。台北駅で集合し、観光バスに乗車して40分ほどで到着。
日本への留学経験なし・独学でマスターされたとおっしゃるガイドさんの日本語の、なんと流ちょうなこと。

あいにくの雨で少し寒かったのですが、とにかくものすごい人出。いろいろな声やニオイが入り交じり、特に臭豆腐の独特なニオイが鼻につきます。
階段は急だし、メインの商店街の道幅は想像以上に狭く、傘もさしているので歩きづらかったです。でも元々雨の多い地区ですので、店の人たちはそんな状況に慣れっこ。彼らは観光客たちに、様々な言語で声を掛けてきます。


現地でのフリータイムは3時間だったのですが、雨の中の散策で疲れてしまった還暦夫婦は、集合時間までの1時間ほどを、九份内にある九戸茶語というお店でお茶を飲んで過ごしました。

九份には地元のバスで行くこともできますが、少しお金が掛かっても、観光バスを利用した方が絶対いいと思いました。
観光客は、使える時間が限られていますからね。
それにしても、狭いエリアに多数の観光客、道幅の狭い山道を進む多数の観光バスを見ていると、よく大事故が発生しないものだと思います。
ガイドさん曰く「3~5月頃のピーク時には、さらに多くの観光客が来られるので、私達も忙しくなります」とのこと。これよりさらに人が来るんだ・・・。
鼎泰豐(ディンタイフォン)

ディンタイフォンは、小籠包がおいしいと評判の有名店で、特に台北101の1Fにある店舗は、常に行列ができている観光客に人気のお店、とのこと。
「台湾に来たのに、小籠包を食べてない」という私のひとことがきっかけで、ダンナがネットで情報を検索、ホテルから徒歩で行ける遠東そごう台北復興館の地下にもディンタイフォンがあるとのことで、足を運びました。
ここも当然、ピーク時は待ち時間が長いのですが、到着が比較的早かったことと、平日だったこともあってか、奇跡的に待ち時間ゼロで入店できました。


故宮博物院

地下鉄とバスを乗り継いで到着した故宮博物院は、いかにも中国っぽく、とてつもなく広い博物館でした。
1~3Fまで貴重な作品が目白押し。どうして台湾にあるのか、どうやって中国本土から持ち出したのか、よくわからないような作品も多数。

ちなみに、目玉である「白菜の翡翠」(翠玉白菜)は、別の場所へ出張中のため、見ることができませんでした。

白菜目当てだったダンナの怒りは、それはそれは大変なものでございました。
士林夜市

こちらも大変な人だかりで、ダンナが密かに狙っていた、顔の大きさほどあるフライドチキンの店も長蛇の列。疲れがピークに達していた私達、待つ体力がないので、あきらめました。

ちょっと意外だったのが、屋台が並んでいるのではなく、お店が軒を連ねている商店街のような感じだったこと。
台北市内には複数の夜市があるらしいですが、それぞれ特色があるんだろうなって思いました。
夜市って、日本のお祭りの夜店が年中開催されているような感じです。
お店の人たちはみんな商魂たくましいし、彼らの半端ないエネルギーが客にも伝わるから、さらに人が集まるんだなと思えます。
結局、夜市では何も食べずに引き上げました。
コメント